2012年12月9日日曜日

プランターでキャベツ


 先日の健康棒のワークショップで福島県川俣町の農村広場仮設住宅を訪問した。その時に目にしたのが、白菜やキャベツが栽培されていたプランター。プランターでもこんな立派なキャベツや白菜ができるんだとビックリ。それ以上に、作っている人の思いがジーンと伝わってきた。
 この仮設に住んでいる方々は高度に放射能汚染された川俣町山木屋地区の住民。ほとんどが農家で「野菜なんて買ったことがなかった。毎月、東京の娘に段ボールに詰めて送っていたくらい。情けないことに今は買わないといけない」とおっしゃっていた。
 望みはひとつだけ。「戻って農業をしたい」。
 以前は毎日畑に出て、土をいじっていたのが、今は何にもすることがなくなってしまったという。

川俣町・総合運動公園仮設住宅にて

0 件のコメント:

コメントを投稿