2014年3月8日土曜日

3月1日、いわき市小名浜で避難・保養相談会

3月1、2日と
春休みに向けての避難・保養相談会が
福島県いわき市と須賀川市で行われた。

中通りはまだ雪景色だが、
いわき(浜通)まで行くと、
積雪の片鱗も残っていない。

東北道・阿武隈SAは雪一色





















いわき市小名浜での相談会は
昨年に続き、2回目。

支援の手が届かない県境の
茨城県側のみなさんにも
来ていただきたいという狙いだが、
今回は県外からの来場者がなかったようだ。

1昨年から始まった相談会。
全国から受入れ団体が集まり、
ブースを広げて、
相談者に対応する。

北は北海道、西は広島・鳥取県から
20を超える団体が参加した。
間もなく事故から4年目とはいえ、
支援の手は衰えない。

会場は子どもたちが走りまわれる広さ、
各ブースには、相談者が絶えなかった。

















地元で準備に動いてくれた
「いわきの子どもを守るネットワーク」は
「おもきっきり夏休み」に参加している子の
お母さんが立ち上げ、
代表をつとめている。

相談会には約70組の家族が来場。
「山の家きょうどう」のブースには
12組のご家族が来られた。
ほとんどいわき市内在住の方々。

いわきは事故直後、
放射能プルーンが通過した所。
甲状腺検査の結果を聞くと
A2判定だったという人が多かった。

また、鼻の粘膜が弱っているのか、
いまでも時々、鼻血を出すと
心配そうに話すお母さんもいた。

保養期間は長くないと効果が期待できない、
できれば、避難移住をすすめたい、
という思いから、
今回は、長い保養のおすすめと
避難移住の考えを努めて聞くようにした。

10歳のお子さんをもつお母さんは、
夫は震災関係の仕事で離れられない、
せめて、この子の高校・大学は
県外に行かせたいと語っていた。

新潟に2年間避難していた方は
夫の交通事故でやむなく
戻ってきたという。

それぞれに避難できない
事情があるわけだが、
決断された時は
いつでもサポートしますよ
と声かけした。

福島県では孤立しがちなお母さんたち。保養を通じた
お母さん同士のつながりができ、連れ立って来場する
姿が目立った。それにしても父親の姿はいつも少ない。






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