2014年9月10日水曜日

3.11以降、私たちはどう生きる?(3)〜病や放射能汚染は差別を生み出す

水俣病患者の緒方正実さんと言えば
知る人ぞ知る。
子どもの頃から差別を見てきた。

「発症した祖父が亡くなったあと、
 周りの人たちは家に近寄らなかった。
 手に口を当てて、用が済んだら、
 走って逃げた」

それから34年間、
「魚は嫌いで食べたことがありません」
と言い続けた。

緒方さんだけでなく、
今でも水俣病と言えない人がいる。

今日の福島ローカルニュースで、
大学生になった福島県の若者が登場。

「大学に入ってクラスで自己紹介があった。
『出身地は福島県です』と言うと
 周りがざわめいた。
 相手はふざけ半分で言ったと思うけど、
『放射能がうつるよ』とまで言われた」

このことを教えてくれた人
「実は東京も神奈川も被曝している。
 福島県民だけの問題じゃないのに」。
まったく正しい。

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